こんにちは
東大阪市東石切、石切宮田整体院 院長の宮田祥志です。
桜も咲きはじめて春を感じることが増えてきましたね!
クラブ活動をされている方は、春休みになって練習量が増えたんじゃないですか?
練習量が増えると、オーバーユースから体の痛みが起こりやすくケガにつながりやすくなります。
新年度にいいスタートダッシュを決めたいのにケガでパフォーマンスが発揮できないのは辛いですよね?
レギュラーから外れたらどうしようと不安になったりもしますよね?
そんな方のために、今日はバレーボールでよく見かけるシンスプリントと右肩の痛みを動作指導で改善した方法をご紹介いたします(^^)
どうして痛みが出るの?
肩を痛める原因は、主に2つ
・引違い(綱引きのようなイメージ)
・捻じれ
の2つが大きく関係します。
引違いとは、綱引きのようなイメージです。
綱引きは体は後ろ側に引っ張りますが、腕は前にいこうとします。
その繰り返しで、上腕骨と肩甲骨をつないでいる筋肉が引っ張られたため筋肉に傷がついてしまいます。
捻じれとは?
ブロックをムリに抜こうとして、手首をひねった際に肩関節も同時に捻じられます。
この捻じれの動きを担っている筋肉(回旋腱板)は非常に小さく何度も行うことで大きな筋肉より傷がつきやすいです。
バレーボールでアタック時によくある指導方法で「親指を外に向けて」とありますが、女子選手の場合は男子選手よりも筋肉が小さく弱いため痛めやすし動きになります。
なるべくは肩は捻じらずに振り下ろす方がケガになる可能性は低くなります。
少しの違いが選手生命を左右する
上の写真の選手は、右肩の痛みを訴えています。
この選手は特に肩の痛みはありません。
その違いはなんでしょうか?
答えは↓
踏み込み位置の違いです。
最初の画像の選手はネットにかなり近い位置での踏み込みになっています。
そうなると、ジャンプしてからボールを真下から見上げる姿勢に
上体は後ろに反らなければならないので、ボールをヒットするのに体重が乗らず腕とは反対方向に体が流れてしまうのです。
また、タッチネットをしないようにブロッカーを避けるため肩関節に捻じれが加わり痛めてしまいます。
動作指導のポイント
上の画像を見ていれば予想はつくと思いますが、踏みこみ位置を変えることがポイントになります。
「懐に余裕を持たす」と昔、恩師に言われていましたがピンと来なかったのを覚えていますが、懐とは「ボールと体の前に空間を保つこと」だとトレーナーになってやっと理解しました。
ジャンプしてもボールを少し後ろから見ていれば体を反らなくてもいいですし、コースを抜くのも楽になります。
何より力まなくても強いスパイクが打てるようになるのでパフォーマンスアップにもなります。
ちょっとした違いが分かれば選手の寿命を伸ばせますし、活躍させてあげられますね。
よく来院されている患者さんの地域:
石切・額田・枚岡・瓢箪山・吉田・日下・善根寺・東生駒